- HOME
- 環境
- 持続可能な環境配慮型社会の実現
- 環境関連法令遵守
環境関連法令の遵守
方針・基本的な考え方・目標
「環境方針」に定めた「グループ環境行動指針」に『環境関連法令の遵守と環境事故ゼロの達成:グループ全体で環境関連法令を遵守することに加え、作業所においては安全本部が定める「作業所の重点管理事項」等に基づき「環境事故ゼロ」を達成する』と規定し、環境関連法令遵守と建設副産物の適正管理による「環境事故ゼロ*」を目標に掲げ、土壌、水質、粉塵など重大な汚染発生ゼロの継続に取り組んでいます。
*定義:
- 1.環境関連法令違反に関して捜査当局が送検したもの
- 2.環境に関する重大な影響を社会に及ぼし、会社の信用を失墜させるような事案
リスクと機会
建設工事に起因する環境事故は周辺環境や社会への影響が大きく、環境関連法令の遵守は環境面において最も重要な事項です。当社グループの建設作業所等において環境関連法令違反が発生した場合、刑事罰・行政処分・損害賠償請求等を受けるリスクが生じます。環境法令等の遵守を徹底するとともに、騒音・振動・粉じんなどの周辺環境への影響を抑える工法の推進により、建設工事中の環境事故や苦情の発生リスクを低減します。
ポリシー/コミットメント
- 安全衛生方針書
- 環境重点管理書
- 建設副産物処理要領書
取り組み
作業所におけるリスク対策
環境関連法令の遵守と建設副産物の適正処理を目的に、本社・支店の安全環境部門が「作業所環境パトロール」や環境教育・訓練を実施しています。
作業所では「環境重点管理書」に基づき、社員及び専門工事会社を対象に環境教育を行っており、環境事故につながる事例の共有や、石綿やPCBなど有害化学物質の適正管理についての周知、汚染土壌などの適正管理及び浄化の推進などを通して、環境管理の重要性の理解や環境事故防止につなげています。
2023年度の作業所環境パトロール件数は1,042件でした。国が定める法令よりも厳しい環境リスク管理目標を設定した点検を実施し、指摘件数は307件でした。そのうち環境関連法令等に関する不適合は13件となっており、指摘に対しては是正と予防措置を講じて継続的改善を図っています。
2023年度における土壌、水質、粉じん等、重大な汚染発生及び環境に関する重大な法令違反はありませんでした。
リスク対応策
種類 | 対応策(例) |
---|---|
騒音 | コンクリート関連作業の夜間作業に際し、近隣連絡を実施 |
振動 | 工場内の重機作業について工場休業日での作業に変更 |
粉じん | 工事による粉じんの飛散防止のため、散水、シート装置の対策を実施 |
水質汚濁 | 起重機船からの燃料漏洩に対し吸水マットでの回収、再発防止策の実施 |
※なお、都心部における作業所においては、状況に応じて騒音・振動を常時計測し、リアルタイムで外部に表示する等の対策を講じています。
データ
(年度)
指 標 | 単位 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | バウンダリー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
環境事故件数 | 件 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 単体 |