大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、6月の環境月間※1イベントの一環として、国の天然記念物である樹上性小動物「ニホンヤマネ」などの研究を行う一般社団法人ヤマネ・いきもの研究所(代表理事:湊秋作氏)と協力し、当社グループ社員およびその家族による「ヤマネの巣箱づくりボランティア」を実施しました。
この活動は、山梨県北杜市において当社が協力した「アニマルパスウェイ」の設置※2を契機に、2005年より始まり、今回で19回目の開催となります。当日は、湊代表理事によるヤマネの生態についてレクチャーを受けた後、参加者が巣箱の製作を行いました。巣箱は、野生動物による外的損傷やカビの発生などにより定期的な交換が必要とされており、当社グループの有志が継続的に製作を支援しています。
当日は参加者29名で174個の巣箱が製作され、この活動を開始した2005年から累計で3,712個に達しました。参加者からは、「ヤマネの生態について学び、自然環境への理解が深まった」「親子で楽しみながら巣箱製作ができた」などの声が寄せられました。完成した巣箱は北杜市・八ヶ岳をはじめ全国各地の森林に設置され、ニホンヤマネをはじめとする小動物の住処や、繁殖場所として研究に活用されます。
今後も当社は、環境保全活動を積極的に推進し、生物多様性の保全および回復に取り組むことにより、より豊かな自然環境の創出を目指してまいります。